カテゴリーU 有蓋ホッパ車 タイプA
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定義
Uaps、Uagps、Uapps、Uanpps、Uafgpps、Uagpps、Uagnpps、Uaoosの2軸ボギー有蓋ホッパ車についてタイプ別解説を行う。

タイプが下記基準で分けることとした。
タイプA:側面にビート状のリブを有するもの
タイプB:車体側面が垂直平面で、かつ車体(ホッパ)前後端の内側に斜めになっている部分が一つの直線で構成されるもの
タイプC:車体側面が垂直平面で、かつ車体(ホッパ)前後端の内側に斜めになっている部分が二つの直線で構成されるもの
タイプD:車体側面が垂直平面で、かつ車体(ホッパ)前後端のに設けられている受板(補強板)が特殊なもの
タイプE:車体側面が円弧状のあるもの
   2023.4.16作成
タイプA1 80m3-15.84m-3hopper
 車体は、屋根が円弧筒形、側板は平面で、内部にはホッパとなる3つの漏斗状の四角錐台が溶接されている。3つの四角錐台の2つの境目には仕切板が設けられていると推測される。妻板は上部が垂直で、下部は漏斗状の四角錐台の側面となるため斜め内側に傾斜している。側板にはビート状の水平リブ6本が設けられている。車体は台枠と一体構造で、側面下端には側梁下端まで延びる片側13本の縦補強リブが設けられている。車体の内側に斜めとなった妻面には外側端部が直線と円弧で構成された補強板が設けられている。
 車体上部には車体全長の9割以上に達する複数に分割された細長いハッチが設けられ、ヒンジとなっている片側を軸に開く構造になっていて、全開させて積み荷を積み込む。3つのホッパ底にはスライド式と推測されるの底扉が設けられ、側梁下部に見えるハンドルを回転させて開閉させる構造となっている。
 台枠は平台枠で中梁の有無は不明である。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキで、補助(留置)ブレーキ装置は見当たらない。
33 53 9335 459-2 RIV RO-RSCO Uagps 撮影:佐藤浩樹 2018.8.18 Ljubljana(スロベニア)
Uagps 9335 ルーマニア RSCO →解説
タイプA2 80m3-15.29m-3hopper
 タイプA1に対し、屋根と側面上部の形状が異なり、側面下端には側梁と接続する縦補強は5本となり、車体前後の斜め部分には補強板が内側に向かって傾斜する厚みのあるものとなり、さらに縦補強が追加されている。
33 87 9344 136-5 RIV F-MISA Uapps 撮影:佐藤浩樹 2015.5.21 Porz(Rhein)(ドイツ)
Uapps 9344 フランス MISA →解説
33 52 9345 210-8 RIV BG-WCB Uagpps 撮影:佐藤浩樹 2012.6.16 Köln West(ドイツ)
Uagpps 9345 ブルガリア WCB →解説
33 84 9345 021-1 RIV NL-WCB Uagpps 撮影:佐藤浩樹 2012.6.15 Köln West(ドイツ)
33 84 9345 46-8 RIV NL-WCB Uagpps 撮影:佐藤浩樹 2012.6.15 Köln West(ドイツ)
Uagpps 9345 オランダ WCB →解説
33 56 0820 038-2 RIV SK-NACCO Uagpps 撮影:佐藤浩樹 2012.6.16 Köln West(ドイツ)
Uagpps 0820 スロバキア NACCO →解説
タイプA3 85m3-15.29m-3hopper
 タイプA2と外観構造および長さは同一で、容積が5m3大きくなっている。
33 52 9338 610-8 RIV BG-RCO Uagpps 撮影:掘井純一 2019.5.29 Dresden Neustadt(ドイツ)
Uagpps 9338 ブルガリア ROCO →解説
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