Rilns オーストリア
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オーストリアのR　→　Rs、Rns、Ros、Rnoos、Rnooss、Rilns
R　2軸ボギー普通平貨車
i　可動カバーおよび固定妻板付
l　柵柱無し
n　最大荷重＞60t
s　積車最高速度100Km/h
 ■Rilns
　最大荷重がカテゴリーの定義を超え（60トンを超え）、可動カバーおよび固定妻板付きで柵柱が無い、積車最高速度100km/hの2軸ボギー平車である。
　形式番号（Technical characteristics ）の上3桁は写真から判断すると354，355が割り当てられている。オーストリアのRilns形は形式番号3546，3552が確認されている。
●ÖBB、RCW、RCの関係
　オーストリア連邦鉄道Österreichische Bundesbahnenは1992年に政府系公社から国有の特殊会社に転換後、2005年に旅客・貨物・施設2社・ITおよび労務の5社に分割され、これら5社の持ち株会社としてÖBBホールディング会社の組織となった。貨物部門はRail Cargo Austria AGとなった。さらにRail CargoグループとしてはRail Cargo Austriaで運用する貨車の保有・管理会社としてRail Cargo Wagonが設立され、全車Rail Cargo Austria AGへリースされている。以上のことから、貨車の所有者標記にはÖBBまたはRCWのどちらかが標記されているが、所有はRail Cargo Wagon（所有者コードRCW）であり、運用はRail Cargo Austriaとなる。
　　　2020.6.30作成、2021.2.6修正
31 81 3546 002-6 RIV A-RCW Rilns 13 撮影：福田孝行 2019.5.20 Linz Hbf（オーストリア）
■国-所有者 オーストリア RCW　　　 ■相互運用性 31 ■形式番号 3546　撮影済番号002（1輌）
S （100km/h）荷重38.5t（A 軸重16t）～56.5t（C 軸重20t）～64.5t（D 軸重22.5t）
自重 25.50t　床面積51.3m2　全長19.90m　積載長18.64m　BC間距離14.86m
台車：Y25形（両抱式）UIC標準台車（車輪径920mm）
　オーストリアの貨車レンタル会社Rail Cargo Wagon（所有者コードRCW）所有の可動カバーおよび固定妻板付きで柵柱が無い、積車最高速度100km/hの最大荷重が60トン超える2軸ボギー平車である。
　台枠は魚腹形の中梁に側梁を有する構造である。妻面には固定妻板が設けられ、この間に蛇腹式のターポリン製カバーが設けられている。
31 81 3546 018-2 RIV A-RCW Rilns 14 撮影：福田孝行 2019.5.20 Linz Hbf（オーストリア）
■国-所有者 オーストリア RCW　　　 ■相互運用性 31 ■形式番号 3546　撮影済番号018（1輌）
S （100km/h）荷重39.0t（A 軸重16t）～57.0t（C 軸重20t）～65.0t（D 軸重22.5t）
自重 25.00t　床面積51.3m2　全長19.90m　積載長18.64m　BC間距離14.86m
台車：Y25形（両抱式）UIC標準台車（車輪径920mm）
　オーストリアの貨車レンタル会社Rail Cargo Wagon（所有者コードRCW）所有の可動カバーおよび固定妻板付きで柵柱が無い、積車最高速度100km/hの最大荷重が60トン超える2軸ボギー平車である。
　台枠は魚腹形の中梁に側梁を有する構造である。妻面には固定妻板が設けられ、この間に蛇腹式のターポリン製カバーが設けられている。

81 81 3552 001-8 TEN A-RCW Rilns 撮影：掘井純一 2019.6.4 Messe Munchen（ドイツ）
■国-所有者 オーストリア RCW　　　 ■相互運用性 81 ■形式番号 3552　撮影済番号001（1輌）
S （100km/h）荷重40.4t（A 軸重16t）～58.4t（C 軸重20t）～66.4t（D 軸重22.5t）★★★（指定線区120km/h）
自重 23.60t　床面積55.6m2　全長22.89m　積載長21.3m　BC間距離17.26m
台車：Y25形（片押式）UIC標準台車（車輪径920mm）
　オーストリアの貨車レンタル会社Rail Cargo Wagon（所有者コードRCW）所有のUICの形式上は可動カバーおよび固定妻板付きで柵柱が無い、積車最高速度100km/hの最大荷重が60トン超える2軸ボギー平車である。
　本車輌はRail Cargo Groupが開発したTransANTと呼ぶ次世代貨車で、最高の冷間成形特性と優れた溶接性を備えた高強度のalform鋼を側梁と中梁に用い、これらを複雑な一体トラス構造をした軽量貨車である。ラインナップとして70～33ftの7種類の長さのモジュールが計画され、これに高側無蓋車、ホッパ車、材木車、有蓋車の上部車体を取り付けて貨車とする構造である。
　2019年にミュンヘンで開催されたトランスポ・ロジ展では、40ftの31 81 4505 000-7 TEN D-RCW Sgmmnsと共に、固定妻板に蛇腹開閉式の屋根にターポリン製サイドウォールカーテン構造の車体を載せた70ftの車輌が展示された。UICの形式記号はこの車体を含めたRilnsが付与されている。
資料　https://www.railcargo.com/de/leistungen/wagenladungen/equipment/gueterwagen/transant
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