タキ5000形5037 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ5037は昭和42年9月富士重製の孤立ロットであった。 十全化学では従来タム5000形を所有してきたが、初の30トン車として製作したのがこのロットである。基本仕様は3ケ月前に富士重が三井フロロ向に製作したタキ5035と同じで、外観と構造は細部を除きこれと同一であった。ところが江津事故に伴う緊急点検でタンク体不良が発覚した事 |
から昭和49年にタンク体を新品に更新した。時期が早かったためタンク空容積増加などの抜本的見直しは行われず、新製タンクは従来とほぼ同寸で、目立つ変更点はタンク受台の変更とタンク手摺を準保安対策車並に強化した程度である。 所有者は十全化学トKK・常備駅は奥田であった。昭和59年2月のヤード系輸送と同時に廃車となった。 |
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●タキ5000形5038 S4302富士重製の増備ロット。本車の更新前の姿はこれを参照のこと。 |
■主要諸元 改造(タンク体更新)年 昭和49年6月 改造(タンク体更新)所 富士重 設計比重 1.18 タンク容積 31.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク内面 厚さ5mmゴムライニング タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 8,170mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 8,800mm BC間距離 5,500mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41D−4形 |
【写真674】 タキ5000形5037 昭和49年11月27日 隅田川駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第4巻に「P00209」として収録されています。