タキ３０００形１３３８０

　タキ１３３８０は昭和３４年１０月日車本店製で、１３３８０〜１３３８７の８両ロットの一員であった。

　特異な一枚物のタンク踏板を持つタイプだが、ユーザーであるシェルの好みだろうか。その他の店は特に変わった点はなく、吐出弁は上操作形のレバー式で、ドーム上には計量口が見える。

　所有者はシェル石油ＫＫ・常備駅は浜安善であった。昭和３５年８月に函館に移動し、昭和３９年４月には雄別埠頭、昭和４５年４月は駅名改称で北埠頭と、一貫して北海道内に常備されていたが、写真撮影時は塩浜駅を基地として運用されていた。その後は他社に移籍することもなく、昭和５６年１０月に廃車となった。