吉岡心平のマーク

ホキ4700形4760

私有貨車

 形式
索引

▲ホキ4400形
ホキ4900形

 番号
解説

ホキ4751
ホキ4767

 ページ
索引

特別編1337

特別編1339

積荷
●構造

入口


 ホキ4760は昭和35年5月富士重で4753〜4762の10両ロットとして製作された。落成時はホキ4400形4453〜4462であったが、昭和38年7月のホッパ車改番で現番号に改められている。

 吉沢石灰では葛生の生石灰を浜川崎の日本鋼管にバラ積輸送するため、国鉄セキ1000形に屋根を付けた改造車で輸送してきたが、増備の際に私有貨車として製作したもの。屋根追加による自重増のため、建設規定の5トン/mの制限を守るべく、車体長さはセキより長くなりその分屋根が低くなった。この設計は奥多摩の車両にも踏襲され

浜川崎の日本鋼管に集う生石灰ホッパ車達の標準スタイルとなっている。

 所有者は吉沢石灰工業KK・常備駅は大叶であった。セキ由来の設計のため走行性能が悪く、ヨンサントウでは最高速度65km/hの運用制限車となり黄帯を巻き、更に翌44年12月には積車時は55km/h以下に制限が強化された。ローカル線経由の奥多摩車と異なり、吉沢の車両は天下の東北本線を走行するためダイヤ設定に苦慮し一時期は台車改造も検討されたが、昭和51年にチキ80000形に置換えられる形で廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和35年5月
製造所   富士重
設計比重  0.94
ホッパ容積 31.9m3
●上廻り
ホッパ形態 箱型側開き式
ホッパ材質 普通鋼
ホッパ板厚 側・妻板4.5mm
        底・扉板6mm
ホッパ幅  2,561mm
ホッパ長さ 8,241mm
●荷役方式
荷役方式 自重落下式
●下廻り
台枠形式   中梁のみ
長さ      8,250mm
BC間距離  5,350mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD203形
台車      TR41C形

ホキ4700形4760の写真

【写真2338】 ホキ4700形4760 昭和44年6月15日 浜川崎駅にて P:堀井純一

【堀井さんの貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1338】110913作成R4C。