吉岡心平のマーク

タキ5700形5700

私有貨車

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タキ5650形
タキ5750形

 番号
ロット表


タキ5705

 ページ
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特別編1314
特別編1316

●積荷
●構造

入口


 タキ5700形は35トン積塩素酸石灰液専用車で、昭和32〜46年にかけて8ロット14両が日車の本支店で製作された。

 積荷の塩素酸石灰液は比重1.52の水溶液で、紙・パルプなどの漂白剤となる二酸化塩素の発生原料として「日曹式」のプラントで使用される。

 外観・構造はタキ4200形カセイソーダ専用車に

酷似するが、鉄による分解抑制のためタンク内面はネオプレンゴムで被覆され、冬季に生ずる沈殿物対策としては積荷をマイルドに加熱するためタンク外部ジャケット式の温水加熱設備が設置されている。

 所有者は日本曹達KK・常備駅は二本木で、一生を移動なく過し、名古屋港などに運用されていた。平成8年3月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和32年3月
製造所   日車支店
設計比重 1.52
タンク容積 23.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク内面 ネオプレンゴム厚さ3mm
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,841mm
タンク長さ 9,080mm(外面)
熱絶縁  イソフレックス厚さ50mm
加熱装置 外部ジャケット式
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,100mm
BC間距離  6,800mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ5700形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
5700〜5702 S3203 日車支店 日本曹達KK
5703〜5705 S3401〜3403 日車支店 日本曹達KK
5706 S3507 日車支店 丸正産業KK
5707,5708 S3506 日車支店 日本曹達KK
5709,5710 S3608 日車支店 日本曹達KK
5711 S4110 日車支店 日本曹達KK
5712 S4110 日車支店 丸正産業KK
5713 S4604 日車本店 丸正産業KK

タキ5700形5700の写真

【写真2315】 タキ5700形5700 平成2年6月24日 藤寄駅にて P:吉岡心平


【特別編1315】110623作成R4C。