|
タム500形578 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム578は昭和12年12月日車本店で、570〜579の10両ロットで製作された。なお575〜577は翌13年1月に車籍編入されている。 大型のタンク体と細い台枠、そして偏った平坦なドームが醸し出すスタイルは一年前に製作された流線型C55形SLを思わせる流麗なもので、戦前のベルエポックを代表するタンク車に相応しい。タンク受台は変わった形状の鋳鋼製と思われるも |
ので、センタアンカは前後に二分割されている。 落成時の所有者は小倉石油KK・常備駅は新興であった。昭和16年8月の合併で日本石油KK所有となり小名木川に移動した。戦後は連合軍専用車を経て秋田港に常備されたが、昭和35年7月に古巣の新興に戻り、昭和39年6月の根岸線開業と同時に根岸駅常備となった。ヨンサントウは無事乗り切ったが昭和45年7月に廃車となった。 |
|
|
【写真2290】 タム500形578 昭和44年6月9日 高島駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】