吉岡心平のマーク

タム500形578

私有貨車

 形式
索引

タム400形
タム600形

 番号
[ロット表]

タム546
タム586

 ページ
索引

特別編1289
特別編1291

積荷
●構造

入口


 タム578は昭和12年12月日車本店で、570〜579の10両ロットで製作された。なお575〜577は翌13年1月に車籍編入されている。

 大型のタンク体と細い台枠、そして偏った平坦なドームが醸し出すスタイルは一年前に製作された流線型C55形SLを思わせる流麗なもので、戦前のベルエポックを代表するタンク車に相応しい。タンク受台は変わった形状の鋳鋼製と思われるも

ので、センタアンカは前後に二分割されている。

 落成時の所有者は小倉石油KK・常備駅は新興であった。昭和16年8月の合併で日本石油KK所有となり小名木川に移動した。戦後は連合軍専用車を経て秋田港に常備されたが、昭和35年7月に古巣の新興に戻り、昭和39年6月の根岸線開業と同時に根岸駅常備となった。ヨンサントウは無事乗り切ったが昭和45年7月に廃車となった。


タム500形578の写真

【写真2290】 タム500形578 昭和44年6月9日 高島駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1290】110331作成R4C。