吉岡心平のマーク

タキ6950形6952

私有貨車

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タキ6900形
タキ7000形

 番号
ロット表

タキ6950
タキ6953

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特別編1290
特別編1292

●積荷
●構造

入口


 タキ6952は昭和56年11月日車製の孤立ロットである。

 一年前に製作された6950,6951の増備だが、我国では珍しく複数グレードを同時に輸送するため多室構造のタンク体を採用した。タンク体は2枚の皿型仕切りで3室に区分されているが、偏積防止のため両端の2室は連通管で結合され、荷重23トンの両端室と荷重12トンの中央室に区分された。タンク容積は30.0m3が両端室19.7m3と中央室10.3m3に分割されている。

 台枠長さは一室構造の前ロットと同一としたため、仕切り分の容積を補填するため、タンク直径は50mm太い2,050mmとなった。またマンホールは保守のため各室毎に設けたためタンク踏板は全長に亘り、吐出管も2組装備するため賑やかな外観となった。ブレーキはKSD形積空、台車はTR213Cと当時の標準に即している。

 所有者は藤沢薬品工業KK・常備駅は名古屋港であった。運用は鳥栖など九州方面だったが平成8年5月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和56年11月
製造所   日車
設計比重 1.17
タンク容積 両端9.85×2+
       中央10.02m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形3室構造       ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304L)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 10,240mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式(2組)
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,400mm
BC間距離  7,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR213C形

タキ6950形6952の写真

【写真2291】 タキ6950形6952 昭和44年6月9日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編1291】110401作成R4C。