タム600形600 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
「植物油」と聞くとサラダ油を思い浮かべてしまうが、かつてタンク車にも専用車が存在した。タム600形がそれで、僅か2両の小世帯だったが、晩年は「新興ゲテモノ一派」の一員として有名だった車である。 タム600は昭和10年5月日車で製作された15トン積植物油専用車で、2両兄弟の兄貴分として誕生した。全体の作りはタム500形15トン積ガソリン専用車をニ回り小型にしたもので、真中から二枚合せになったタンク受台や、ターンバックルを用いたタンク帯金廻りなど、日車特有の作り方が |
随所に垣間見える。 落成時の所有者はKK奥田製油所・常備駅は能登川だった。昭和23年時点ではいずれも変更なかったが、昭和34年12月時点では三菱商事KK・新興駅常備に変更されている。その後は新興からの糖蜜輸送に使用されていたが、タム600は昭和50年10月、タム601は昭和58年2月にそれぞれ廃車となっている。 |
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【写真1075】 タム600形600 昭和43年8月7日 高島駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】