吉岡心平のマーク

タム500形546

私有貨車

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タム400形
タム600形

 番号
[ロット表]

タム531
タム578

 ページ
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特別編586
特別編588

積荷
●構造

入口


 今回はタム500形の中でもちょっと珍しい、タンク体の更新車を取り上げる。

 タム546は昭和12年5月新潟製で、タム545〜549からなる5両ロットに属する。
 弊サイトでは既に、このうちのタム20547と549の2両の写真を紹介した。それでは一番違いのタム20547の写真(特別編317)をご覧頂きたい。 写真では、偏った位置にあるドームや細長い筒状の吐出弁ハンドル収納筒など、当時の新潟製タム500形にある特徴は全て備えている。

 一方タム546のタンク体は全くことなり、ドーム

蓋や鏡板の丸み等から、昭和30年代に作られたように見える。残念ながら外観からは、改造時期とメーカーは特定できないようだ。
 一方、台枠以下は両者同一で、華奢は側枠や内股となった車軸配置など、正しく戦前製のシロモノだ。

 落成時の所有者は日ソ石油KK・常備駅は新興で、その後はタム20547と同じ道筋を辿り、戦後は石油配給KK所有・武豊駅常備から、昭和24年12月に出光興産KK所有・浜安善駅常備となった。その後は中舞鶴→浜安善→名電築港→汐見町と移り、昭和50年10月に廃車となった。


タム500形546の写真

【写真1587】 タム500形546 昭和52年4月5日 伏木駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編587】050509作成R4A、071122R4A2、090113R4BY、110331R4B。