吉岡心平のマーク

タサ5500形5508

私有貨車

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タサ5400形
タサ5600形

 番号
ロット表

タサ5502
タサ5510

 ページ
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特別編1184
特別編1186

積荷
●構造

入口


 タサ5508は5507と一緒に昭和36年10月日立で製作された。なお5509と5510も同月同日に日立で製作されたが、こちらは三菱石油KKの所有となっている。

 本形式初の日立製で、外観は同社製のタサ5400形に酷似するが、液化プロピレンのガス定数に合せたため、全長は300mm短かい。
 タサ5700形は液化プロピレンと液化プロパンを併用できるよう、タンク長さはタサ5400形と同一

としたが、本形式はタンク強度増加に伴う自重増が厳しく、タンクを短縮して33.8トンと総重量の最大値である54トンぎりぎりに納めた。
 このためタサ5700形が普遍化した後は、タンク容積が小さい本形式は使い難かったものと思われる。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は沼垂であった。落成から15年を経過した昭和51年11月に廃車となった。


タサ5500形5508の写真

【写真2185】 タサ5500形5508 昭和51年4月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編1185】100612作成R4B、130613R4C。