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タキ14300形14300 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ14300形は35トン積ノルマルパラフィン専用車で、昭和43〜45年に3ロット7両が製作された。なおノルマルパラフィン専用では唯一の形式である。 積荷は石油から抽出した直鎖状飽和炭化水素で、比重0.73で灯油に似た無色引火性液体。用途は合成洗剤や塩化パラフィンの原料であった。 外観・構造はキセ無し35系タンク車で、設計比重がガソリンと等しいため、主要寸法はタキ |
35000形と同一であった。唯一の相違点としては寒冷地での荷役時に積荷の粘度を下げるため、タンク内部にタキ45000形に似た蒸気加熱管を追加したことがあり、片側のタンク鏡板には点検口が追加されている。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は東高島であった。専用線の廃止で常備駅は平成元年3月に名古屋南港となり、平成9年3月には郡山となった。晩年は塩化パラフィン原料の輸送に充当されていたが、平成19年10月に廃車となった。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 14300 | S4312 | 日車支店 | 日本石油輸送KK |
2 | 14301〜14304 | S4411 | 日車支店 | 日本石油輸送KK |
3 | 14305,14306 | S4509 | 日車支店 | 日本石油輸送KK |
【写真2184】 タキ14300形14300 昭和61年3月2日 千鳥町駅にて P:吉岡心平