吉岡心平のマーク

タキ6600形6629

私有貨車

 形式
索引

タキ6550形
タキ6650形

 番号
ロット表

タキ6623
タキ6631

 ページ
索引

特別編1162
特別編1164

積荷
●構造

入口


 タキ6629は6628〜6630の3両ロットの一員として、昭和42年2月富士重で製作された。

 日曹油化の本形式としては、6613以来5ロット目で、昭和41年7月に富士重が製作した6625の増備だが、設計比重の見直しによりタンク長さが僅かに長くなり、またブレーキは手+KD形から片側+KSD形積空と大きく変わった。

 タンク体はムクのステンレス鋼製で、吸湿装置

は三井物産のクルマと似た角型である。4本ある円筒にシリカゲルが収納され、交換は金庫の扉のような部分を開いて行なう。また側ブレーキ手摺はいささか変わった形状だが、これは側ブレーキを採用したボギータンク車では初期の作品のため、まだ設計が固まっていなかったためだろう。

 所有者は日曹油化工業KK・常備駅は浜五井であった。主に北岡崎の日本エステルに運用されていたが、平成7年4月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和42年2月
製造所   富士重
設計比重 1.09
タンク容積 27.5m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 ステンレス鋼
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ 9,580mm
付帯設備 吸湿装置
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,200mm
BC間距離  6,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD203−254形積空
台車      TR41C形

タキ6600形6629の写真

【写真2163】 タキ6600形6629 昭和51年9月15日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編1163】100419作成R4B、131116R4C。