吉岡心平のマーク

タキ8650形8655

私有貨車

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タキ8600形
タキ8700形

 番号
ロット表

タキ8653

 ページ
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特別編1106
特別編1108

●積荷
●構造

入口


 タキ8655は8654と共に昭和54年5月川崎で製作された。

 昭和51年11月に日車で製作された8652,8653の増備車で、メーカーは日車から川崎に変わったが、外観・構造は前作とうり二つであった。

 積荷は鉱物油に溶解した状態で輸送し、荷役時には温度を90℃に上げて流動性を確保する。このためタンク体は厚さ150mmに達する厚い保温材と、タンク下半分の外周には大容量の蒸気加熱

管を装備した。タンク受台は缶体と受台間にFRP板を挿入した断熱構造のため大型で、タンク上部はマンホールや弁装置ごとに厚い保温カバーを設置したため、いささか賑やかである。
 台枠は保安対策車のため平形で、ブレーキは積空ではなく通常のKD形、台車は軽量車用のTR225−2であった。

 落成時の所有者はカロナイト化学KK・常備駅は末広町であった。各地の製油所に運用されていた。平成4年7月に廃車となった。


●同一専用種別 タム9100形9100   昭和42年新潟製で、15トン積。

           タキ11800形11800 昭和43年新潟製で、35トン積。


■主要諸元
製造年   昭和54年5月
製造所   川崎
設計比重  1.0
タンク容積  30.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
       底面1/100傾斜
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板8mm
タンク直径 1,900mm
タンク長さ  11,600mm
熱絶縁   グラスウール厚さ150mm
加熱管   タンク外周
●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       12,800mm
BC間距離   9,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車      TR225−2

タキ8650形8655の写真

【写真2107】 タキ8650形8655 昭和55年9月15日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編1107】091210作成R4B、140221R4C。