吉岡心平のマーク

タキ1800形1824

私有貨車

 形式
索引

タキ1700形
タキ1900形

 番号
[ロット表]

タキ1822
タキ1839

 ページ
索引

特別編1069
特別編1071

積荷
●構造

入口


 タキ1824は1825と共に昭和32年7月三菱で製作された。

 先週の週代り編ではタンク体の細い本形式を紹介したが、このロットは逆にタンク体の太いタイプである。
 三菱化成黒崎は元来コークス供給のため誕生した会社だが、同社は副生物であるベンゾールの外販用にベンゾール専用車を多数保有していた。本ロットは同社で初のベンゾールタキで、製造は

財閥系列が同じ三菱が担当した。外観・構造はタンク直径を2,050mmとしたため、タキ2100形石油類専用車に酷似し、暖地での運用のため加熱管設備は装備していない。

 落成時の所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎であった。昭和49年12月に運用先であった三井東圧化学KKに移籍し、同社の所在地である大牟田駅の常備となった。平成元年3月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和32年7月
製造所   三菱
設計比重  0.88
タンク容積  34.4m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ  10,650mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式    平形
台枠長さ    11,400mm
BC間距離   9,100mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KC254形空気
台車      TR41C

タキ1800形1824の写真

【写真2070】 タキ1800形1824 昭和62年5月17日 大牟田駅にて P:吉岡心平


【特別編1070】090907作成R4B。