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タキ2600形2649 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ2600形がファンに好まれる理由として、新製車に混じってタキ1400・2800形をグレードアップした車両が混在しているため、番号の割に珍奇な外観・構造の車両が点在していることがある。 タキ2649は昭和30年12月に日車支店でタキ1400形1469から改造された。種車は昭和28年10月汽車大阪製で、1468と一緒に製作されたが、1468は同時に2648に改造されている。 改造車のため諸元は未発見だが、種車時代のデータによれば、設計比重は1.40と半端で、タン |
ク容積は21.4m3、タンク寸法は直径1,960mm・長さ7,506mmで、台枠は長さ8,200mm・BC間距離は5,200mmと、汽車製タキ1400形の中でも短い作りであった。 本形式への改造では、タンク体・台枠を再利用したため、種車が寸胴だったところに保温キセを巻いたタンク体は大変なことになった(笑)。キセの作りは当時の日車製として標準的なもので、左端には温水加熱管の導入部が見える。 改造時の所有者と常備駅はタキ1469時代と変わらず、日曹商事KKと能町であった。一月後に常備駅はそのままで日本曹達KK所有となり、他の日曹所有車と一緒に活躍した。昭和58年8月に廃車となった。 |
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【写真2021】 タキ2600形2649 昭和52年1月30日 千住貨物駅にて P:吉岡心平