吉岡心平のマーク

タキ2600形2645

私有貨車

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タキ2550形
タキ2700形

 番号
[ロット表]

タキ2617
タキ2649

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第67週
第69週

積荷
●構造

入口


 今月からCD−ROM第12巻所収の形式を取り上げるが、その第一陣は保土ヶ谷のタキ2600形である。

 タキ2600形は30トン積カセイソーダ液専用車で、昭和28〜54年にかけて420両が製作・改造された。カセイソーダ液タンク車の分類では、「保温付・ゴムライニング付」に属するが、最近の研究によれば、必ずしも「保温付」ではなく、単にタンク内面処理の存在による全検工場の指定の有無が、形式を分けた理由らしい。

 タキ2645は昭和30年10月に汽車東京で製作された。当時、汽車会社は大阪と東京の両製作所でタンク車を製作しており、本車は東京製の第一号車である。ちなみに一ロット一両であった。

 所有者は保土ヶ谷化学工業KK・常備駅は郡山であった。鉄道貨物では同一駅構内の貨物運輸を「構内輸送」と呼ぶが、郡山駅では保土ヶ谷化学と日東紡績の間で、専用線を用いたタンク車によるカセイソーダ輸送が行われていたのも懐かしい思い出である。昭和56年4月に廃車となった


タキ2600形2645の写真

【写真68】 タキ2600形2645 昭和50年2月18日 郡山駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第12巻に「P00666」として収録されています。


【第68週】011216作成、040415R4、050412R4A、070929R4A2、130709R4C。