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タキ3000形3062 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3062は昭和27年川崎製で、3064までの4両ロットで製作された。 戦後、進駐してきた連合軍は多数の石油タンク車を元売各社から有償で借り上げた。この際、大型車は優先的に狙われたため、所有者としてはタキの増備は見送り、競ってタサ1700形を増備した。また3軸車時代から戦前を通じて、タサが大型車の輸送単位だったこともあるだろう。 |
このロットは、日石がこれに先立って10両増備した中の一両で、3056〜3060は飯野、3061〜3064は川崎で競作された。 外観と構造は、本形式の3000〜3054は戦時型や訳有りのため変形車だったため、所謂石油タキの標準スタイルを確立したものとして意義あるロットと言える。なお運転関係標記板が一枚板なのに目が行くが、これは当時のタンク車では標準的な作りである。 所有者は日本石油KK・常備駅は塩釜港であった。その後下松に移動し、昭和60年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和27年4月 製造所 川崎 設計比重 0.73 タンク容積 41.0m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 12,600mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 13,500mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形空気 台車 TR41A |
【写真2001】 タキ3000形3062 昭和52年4月29日 塩浜操駅にて P:吉岡心平