吉岡心平のマーク

タキ7300初代形37367

私有貨車

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タキ7250形
▼タキ7300二代形

 番号
解説

タキ37345
タキ47306

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特別編977
特別編979

積荷
●構造

入口


 タキ37367は昭和39年7月日立製で、37361〜37370からなる10両ロットに属していた。

 野沢石綿セメント向の本形式では最初のロットで、同社所有のセメント輸送車としてはホキ5500形に次ぐものである。

 外観・構造では、何と言っても2列になった積込口と、これを繋ぐため奇妙なカタチとなったタンク

踏板が特徴だ。またエアスライド配管も他社向よりひときわ目立つ。なお一年後に作られた第二ロットを弊サイトで紹介しているので、両者を比較して見るのも興味深いだろう。

 落成時の所有者は野沢石綿セメントKK・常備駅は彦根であった。昭和41年5月に住友セメントKKとなり、翌6月に10両まとめて大越駅に移動した。昭和58年9月に全車廃車となっている。


■主要諸元
製造年   昭和39年10月
製造所   日立
設計比重  1.25
タンク容積  28.0m3
●上廻り
タンク形態 異型胴(FK2)形
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク両端直径 2,050mm
タンク長さ  8,814mm
タンク内面 ビニローゼ塗装
●荷役方式
荷役方式  エアスライド式
●下廻り
台枠形式   中梁省略形
長さ       10,000mm
BC間距離   6,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車       TR41C

タキ7300初代形37367の写真

【写真1978】 タキ7300初代形37367 昭和43年10月1日 糸魚川駅にて P:堀井純一

【堀井さんの貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編978】090116作成R4B。