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タキ7300初代形27381

私有貨車

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タキ7250形
▼タキ7300二代形

 番号
解説

タキ27359
タキ37311

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特別編968
特別編970

積荷
●構造

入口


 タキ27381は昭和39年2月日立製で、昭和38年12月〜39年3月に作られた27373…37302のからなる30両ロットの一員である。

 タキ7300初代形は昭和34年から川崎が製作したが、日立が追随したのは昭和38年である。初製作は大阪セメント向の27358〜27372で、同年10月のことだが、続いてデンカ向に作ったのがこのロットで、デンカが所有した初めてのセメント輸送用車となった。

 基本設計は大阪セメント向と同一だが、エアスライド用の送気管が細くなったため大分印象は異なる。積込口は大阪の5個から前後2個づつ計4個となり、これがデンカの標準となった。なお後のロットとは、缶体補強環の位置が異なっている。なおタンク内面には滑りを良くするため「ビニローゼ」と称する耐アルカリ塗料が塗装されていた。

 所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であった。昭和62年2月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和39年2月
製造所   日立
設計比重 1.25
タンク容積 28.0m3
●上廻り
タンク形態 異型胴(FK2)形
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク両端直径 2,062mm
タンク長さ 8,784mm
タンク内面 ビニローゼ塗装
●荷役方式
荷役方式 エアスライド式
●下廻り
台枠形式   中梁省略形
長さ      10,000mm
BC間距離   6,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ7300初代形27381の写真

【写真1969】 タキ7300初代形27381 昭和49年9月26日 富山操駅にて P:吉岡心平


【特別編969】081230作成R4B、130714R4C。