吉岡心平のマーク

タキ3600形3607

私有貨車

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タキ3500形
タキ3650形

 番号
ロット表

タキ3603
タキ3610

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特別編560
特別編562

積荷
●構造

入口


 今回は、珍しい「道産子」のタンク車を紹介する。

 タキ3600形は30トン積糖蜜専用車で、昭和28〜42年に13両が飯野・運輸工業で製造された。

 タキ3607は昭和33年8月に札幌の運輸工業で製作された。4ケ月後に増備された3608と共に、タンク車では唯一の北海道内製と思われる。
 ちなみに昭和5年国鉄苗穂工場製とされるタ1100形牛乳専用車は、タンク体は輸入品で、苗穂では台枠を製作したに過ぎない。なおタンク車の

改造については、泰和車両も手がけていた。

 外観・構造は全体として飯野製のタキ3600〜06に酷似し、これ等をモチーフに設計したものと思われるが、寸法については不明である。
 台枠は平形で、台車はTR41Cから第一次台車改造でTR41Dとなった。

 落成時の所有者は合同酒精KK・常備駅は旭川であった。昭和54年9月には内外輸送KKに移籍し、伏木駅常備となった。同社所有のタキ20000形や45000形と共に輸入糖蜜の輸送に使用されたが、昭和61年1月に廃車となった。


タキ3600形3607の写真

【写真1561】 タキ3600形3607 昭和55年9月22日 伏木駅にて P:吉岡心平


【特別編561】050107作成R4A、070622R4A2、081229R4BY、131009R4C。