吉岡心平のマーク

タキ1900形111939

私有貨車

 形式
索引

タキ1800形
タキ2000形

 番号
[ロット表]

タキ111931
タキ112078

 ページ
索引

特別編957
特別編959

積荷
●構造

入口


 タキ111939は昭和47年9月に日車で、111936〜111955の20両ロットとして製作された。

 40トン積のセメント専用車では、先行した川崎のタキ1900形に対し、日立はタキ19000形、日車はホキ5700形ホッパ車で応戦した。
 その後、日立は昭和45年からタキ1900形に移行し、昭和46年末からは日車も小野田セメント向はタキ1900形を製作するようになった。同時期の日車製でも秩父セメント向は相変わらずホキ5700形のままであり、ユーザーの意向もあったのだろう。

 外観的にはタンク外周の補強環など日立製と似ているが、タンク受台やセンタアンカ付近の造作は異なり、前者はタキ9900形のそれに類似する。昭和48年にはセメントターミナル向に共通設計したタキ112000番台が登場し、日車製もこれに準拠したものとなったため、本車のスタイルは比較的短期間かつ少数の製作に留まっている。

 落成時の所有者は小野田セメントKK・常備駅は東藤原であった。社名は合併で秩父小野田KK、太平洋セメントKKと変わり、現在も台車をTR225Aに更新して活躍中である。


■主要諸元
製造年   昭和47年9月
製造所   日車
設計比重  1.17
タンク容積  34.2m3
●上廻り
タンク形態 異径胴形ドームレス
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板4.5mm・鏡板4.5mm
タンク両端直径 2,200mm
タンク長さ  9,000mm

●荷役方式
荷役方式  エアスライド式
●下廻り
台枠形式   中梁省略形
長さ       10,000mm
BC間距離   6,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車       TR41C強化

タキ1900形111939の写真

【写真1958】 タキ1900形111939 昭和59年8月1日 東藤原駅にて P:吉岡心平


【特別編958】081201作成R4B、081208本文修正。