吉岡心平のマーク

タキ2800形2819

私有貨車

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タキ2750形
タキ3000形

 番号
[ロット表]

タキ2815
タキ2857

 ページ
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特別編956
特別編958

積荷
●構造

入口


 タキ2819は2820との2両ロットで、昭和29年5月に汽車大阪で製作された。

 持主である宇部曹達は、アンモニアソーダ法でソーダ灰・苛性ソーダを製造していたため、製法から来る制約から、積荷のカセイソーダ液の比重は1.3と低い。
 このためタンク容積は大型で、本車ではその周囲に保温キセを設置したため、更に太く見える。

 外観面ではドーム頂部がヘルメットのように丸味を帯びているのが特徴的だが、他には取り立てて記載するような点は見当たらない。

 落成時の所有者は宇部曹達KK・常備駅は宇部岬であった。昭和38年2月に社名はセントラル硝子KKに変わった。昭和49年3月に浮島町駅常備となった。写真では能町駅臨時常備となっている。昭和58年5月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和29年5月
製造所   汽車大阪
設計比重  1.3
タンク容積  22.5m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,960mm
タンク長さ  7,804mm
付帯設備  保温装置

●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       8,600mm
BC間距離   5,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車      TR41C→TR41D
         (第一次台車改造)

タキ2800形2819の写真

【写真1957】 タキ2800形2819 昭和56年9月23日 吉原駅にて P:遠藤文雄

【遠藤さんの貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編957】081128作成R4B。