タキ1900形111931 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回は東北開発が所有したタキ1900形を取り上げよう。同社のセメント専用車はハッチ配置に特徴があり、東北地方を訪れる貨車ファンを楽しませてくれたものだった。 タキ111931は111910〜111935からなる26両ロットの一員として昭和47年9月川崎で製作された。 外観・構造は、ハッチ配置を除けば標準的な川崎タイプで、設計比重は1.25、タンク容積は32.0m3であった。 |
荷役装置はエアスライド方式で、東北開発所有車の例に倣い、積込口3ケ所とは別に、偏った位置に通気口が設置されている。またタンク受台が車体中央寄に延長されているように見えるが、これは台枠上面にあった雨除板をこの位置に移設したためで、強度的な意味はないようだ。 落成時の所有者は東北開発KK・常備駅は陸中松川であった。その後社名は三菱マテリアルKKと変わり、平成12年2月に廃車となった。 |
|
【第360週】070722作成R4A2、081202R4BY。 |
【写真360】 タキ1900形111931 昭和50年2月18日 福島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第14巻に「P00829」として収録されています。