タキ5400形5412 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ5412は昭和37年6月に富士車両で製作された。一ロット一両であった。 タキ5450形が委員会による共同設計のもと、同一サイズの車両が各メーカーで大量生産されたと比べ本形式は少数精鋭で、設計も一品一様であった。このため一両ごとに諸元が異なる等、趣味的にはタキ5450形より数段興味深い。 北曹のタキ5400形は、既に述べたように航送時の輸送力アップのため作られたものと推定され |
るが、その構造はいささか荒削りである。ドーム上に林立しているドーム上蓋の締付ボルトを見て、度肝を抜かれたのは小生だけではあるまい。 落成時の所有者は北海道曹達KK・常備駅は幌別であった。昭和57年12月に港北駅常備となり、平成2年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和37年6月 製造所 富士車両 設計比重 1.33 タンク容積 20.0m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 ボイラー用鋼板(SB42) タンク板厚 胴板19mm・鏡板22mm タンク直径 1,780mm タンク長さ 8,550mm 熱絶縁 厚さ90mm炭化コルク ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C→TR41DS形 (第二次台車改造) |
【写真1940】 タキ5400形5412 P:吉岡心平