タキ5350形5351 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
日石輸送では、何回かに亘って余剰化した石油系タンク車を化成品専用車に転用してきたが、その嚆矢となったのがタサ1700形ガソリン専用車で、さまざまな化学薬品の輸送用として転用された。 タキ5350形は35トン積ユーロイド専用車で、昭和42〜44年に7両が日車支店でタサ1700形から改造された。 タキ5351は昭和42年6月に5両改造された第一ロットの一員である。種車のタサ4864は、昭和35年4月日車支店製のロット48に属していた。 |
積荷の比重は種類により1.18〜1.31とまちまちだが、設計比重は最も低比重のものに合わせ1.18とされた。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は沼垂であった。写真のように、村崎野在の東北ユーロイドを基地として運用されていたようである。第一ロットの5両は、昭和56年7月に一斉に廃車となった。 |
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●関連形式 タキ18200形18200 同様なタサ1700形転用車で、亜硫酸ソーダ液専用。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号 | 落成時の所有者 |
1 | 5350〜5354 | S4206▲ | 日車支店 | タサ1700 | 4860,4864,4731,4720,4745(番号順) | 日本石油輸送KK |
2 | 5355,5356 | S4407▲ | 日車支店 | タサ1700 | 4715,4734 | 日本石油輸送KK |
【写真1541の1】 タキ5350形5351 昭和55年11月2日 村崎野駅にて P:吉岡心平
【写真1541の2】 タサ1700形4863 昭和49年6月 村田駅にて P:吉岡心平
種車と同一ロットの車両で、タサ4856〜4865の10両が昭和35年4月日車支店で製作された。