タキ1900形101941 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ101941は昭和49年2月川崎製で、101940〜101951の12両ロットに属していた。 タキ1900形の101900番台は、本形式初めての番台分けである。その理由は勾配線区での定数アップのため、TR41全盛時代に敢えてコロ軸台車であるTR209を装備したことにある。 外観・構造は小野田セメント向に製作された11968〜11976に類似し、タンク直径は在来車より約200mm太く、BC間距離も7,000mmと300mm広い。これは設計比重が1.05と低かった |
ため、その分タンク容積を拡大したことによる。なお問題の台車はTR209Dで、結局この12両だけが採用した珍台車であった。TR213との識別点は側枠上辺が一直線ではなく両端が下がっている点にある。 落成時の所有者は三菱鉱業セメントKK・常備駅は東横瀬であった。社名は平成2年12月に三菱マテリアルKKとなった。同社の貨車輸送廃止で余剰廃車になると思われたが、コロ軸装備が幸いし、日立セメントKKに移籍し日立駅常備となった。平成18年9月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和49年2月 製造所 川崎 設計比重 1.05 タンク容積 34.0m3 ●上廻り タンク形態 異径胴形ドームレス |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板4.5mm・鏡板4.5mm タンク両端直径 2,300mm タンク長さ 8,800mm ●荷役方式 荷役方式 エアスライド式 |
●下廻り 台枠形式 中梁省略形 長さ 10,000mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR209D−13 |
【写真1937】 タキ1900形101941 昭和56年12月12日 隅田川駅にて P:吉岡心平