吉岡心平のマーク

タキ5300形5323

私有貨車

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タキ5200形
タキ5350形

 番号
ロット表

タキ5300
タキ5332

 ページ
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特別編930
特別編932

積荷
●構造

入口


 タキ5323は昭和39年7月日車本店で、5310〜5323の14両ロットとして製作された。

 日車特有のカマボコ形タンク車の一員だが、セメントタンク車に詳しい人は「日車本店でなく日車支店の間違いでは」と思われるに違いない。ところが写真にある通り、このロットはカマボコ形タンク車で唯一の本店製なのだ。これは支店が多忙でラインの空きがなかったためと言われており、ホキ5700形にも同様な例がある。興味のある方は

調べて見られては如何だろうか。

 ちなみに外観・構造は半年前に製作された第一ロットの支店製と同様で、外見からは見分けが付かない。

 所有者は秩父セメントKK・常備駅は武川であったが、後者は昭和39年10月に籠原、昭和54年10月に三ヶ尻と変わった。35トン車のため淘汰は早く、昭和62年3月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和39年7月
製造所   日車本店
設計比重 1.15
タンク容積 30.4m3
●上廻り
タンク形態 カマボコ形
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板4.5・鏡板6mm
タンク直径 2,200mm
タンク長さ 8,800mm

●荷役方式
荷役方式 エアスライド式
●下廻り
台枠形式   中梁省略形
長さ      9,600mm
BC間距離  6,600mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ5300形5323の写真

【写真1931】 タキ5300形5323 P:吉岡心平所蔵


【特別編931】080920作成R4B、130830R4C。