吉岡心平のマーク

タム500形531

私有貨車

 形式
索引

タム400形
タム600形

 番号
[ロット表]

タム525
タム546

 ページ
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特別編906
特別編908

積荷
●構造

入口


 タム531は昭和11年7月に新潟で528〜534の7両ロットとして、同年4月から12月までかかって製作された。

 新潟製としては5ロット目で、一作前の小倉石油向であるタム518〜527とほぼ同一設計だが、ドームの脇にあるハンドル収納筒は高さが嵩上げされたようだ。

 所有者は日ソ石油KK・常備駅は新興であった。昭和13年10月には社名が共栄石油KKとなった。昭和16年4月に石油共販KKに変わり、戦争中の有為転変を経て戦後は連合軍専用車となっていたが、昭和25年4月日本鉱業KKに戻り、船川港駅常備となった。民族系の合同で昭和41年8月には共同石油KK所有となったが常備駅は変わらず、昭和47年8月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和11年12月
製造所   新潟
設計比重  0.73
タンク容積  21.1m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有
タンク材質 普通鋼
タンク直径 1,890mm
タンク長さ  7,650mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       8,000mm
軸距      4,100mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD203形
走り装置    リンク式

タム500形531の写真

【写真1907】 タム500形531 昭和44年4月3日 高島貨物駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編907】080728作成R4B。