タキ6600形6612 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ6612は6611との2両ロットで、昭和38年12月日車本店で製作された。 本形式では初の日車製で、製作は本店が担当したが、次作以降は支店製となったため、このロットが唯一の本店製である。 このロットの特徴は、タンク材質として初めてステンレスクラッド鋼を採用した点にある。クラッド鋼 |
とは異種材料を圧延して作った合せ板のことで、本車の場合は、普通鋼とステンレス(SUS304)から構成されていた。またタンク直径が2,050mmとガソリン車並に太く、このためタンク長さは短尺となっている。 所有者は三井物産KK・常備駅は桜島から昭和45年11月に前川に変わった。三島の東レなどに運用されていたが、平成3年6月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年12月 製造所 日車本店 設計比重 1.12 タンク容積 27.0m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有 |
タンク材質 ステンレスクラッド鋼 タンク板厚 胴板6.5+1.5mm 鏡板10+2mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 8,430(外)mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式吸湿装置付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,230mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真1906】 タキ6600形6612 P:吉岡心平所蔵