吉岡心平のマーク

タサ700形787

私有貨車

 形式
索引

タサ600形
タサ1000形

 番号
[ロット表]

タサ770
タサ801

 ページ
索引

特別編887
特別編889

積荷
●構造

入口


 タサ787は昭和12年7月新潟製で、778〜787の10両ロットの一員であった。
 当時、日石では画期的な大型車として昭和10年から本形式を毎年量産していたが、本ロットは昭和12年度製の2ロットのうち一つである。

 外観・構造は既に紹介した前年度製のタサ770と酷似するが、これまで側梁断面の向きが通常車

両と逆だったのが修正され、他車同様外向きに開いたものとなった。

 所有者は日本石油KK・常備駅は石油(鶴見臨港時代の浜安善)駅であった。戦後の一時期は連合軍専用車となったが関東地区で使用され、晩年は根岸駅常備となった。廃車時期は不明だが、昭和40年台末期と思われる。


■主要諸元
製造年   昭和11年7月
製造所   新潟
設計比重  0.73
タンク容積 28.0m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ  8,626mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ    9,100mm
BC間距離   6,000mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD254×300
台車      菱形(独自設計)

タサ700形787の写真

【写真1888】 タサ700形787 昭和45年8月13日 湘南貨物駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編888】080602作成R4B。