吉岡心平のマーク

タサ600形600

私有貨車

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タサ500形
タサ700形

 番号
[ロット表]


タサ609

 ページ
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特別編767
特別編769

積荷
●構造

入口


 今回は最終期の鋲接タンク車を取り上げる。

 タサ600は601と共にタサ600形の第一ロットとして、昭和7年7月汽車東京で製作された。専用種別は原油であった。
 当時汽車ではタム500形の500,501を製作しており、車軸の数を除けば、これと良く似たスタイルとなっている。

 設計比重は原油のため0.88と大きく、タンク容積は23.8mと小さい。このため3軸タンク車では、タサ500形より一回り小型となっている。

 タンク体は普通鋼の鋲接組立で、直径は1,890mm・長さは8,600mmであった。
 台枠は平形で長さは8,700mm・軸距は2,750mm×2である。ブレーキはKD形空気+片側、走り装置は長一段リンク式であった。

 落成時の所有者は三井物産KK・常備駅は桜島であった。戦争中は共販会社に移管されたが戦後は日本鉱業KK所有・船川港駅常備となった。写真はこの時代のものでサボテンマークが懐かしい。昭和41年11月に共同石油KK所有となり、ヨンサントウの昭和43年9月に廃車となった


タサ600形600の写真

【写真1768】 タサ600形600 昭和37年10月15日 沼垂駅にて P:豊永泰太郎

【豊永さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編768】070413作成R4A、070924R4A2、081125R4BY、131026R4C。