吉岡心平のマーク

タサ5700形5700

私有貨車

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タサ5600形
タサ5800形

 番号
解説


タサ5730

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特別編869
特別編871

積荷
●構造

入口


 タサ5700は高張力鋼タンク体を用いたLPガス専用車の第一号として、昭和38年7月日車東京で製作された。一ロット一両で、所有者の鈴与としても、これが同社所有車の第一号である。

 高圧ガスのタンク車は業界団体による標準設計が進んでいたため、本車もその例に漏れず車体構造と主要寸法は他車と同一である。

 但し、保冷キセの外観は、まだメーカーの自主性に任されていた為、タキ25000形のように味気ない思いをしなくても済むのは、せめてもの慰めだろう。

 所有者は鈴与KK・常備駅は南甲府であった。写真のように塩浜操等からの輸送に使用されていたようである。昭和55年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和38年7月
製造所   日車本店
設計比重  2.35
タンク容積 47.3m3
タンク形態 直円筒(S1)形
●上廻り
タンク材質 高張力鋼(HT)
タンク板厚 胴板12mm・鏡板16mm
タンク直径 1,960mm
タンク長さ  16,080mm
熱絶縁   グラスウール100mm
●荷役方式
荷役方式  マンホール弁式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ    17,000mm
BC間距離   13,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305×300
台車      TR225

タサ5700形5700の写真

【写真1870】 タサ5700形5700 昭和51年6月20日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編870】080418作成R4B。