吉岡心平のマーク

タキ6100形6104

私有貨車

 形式
索引

タキ6050形
タキ6150形

 番号
ロット表


タキ6107

 ページ
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特別編863
特別編865

積荷
●構造

入口


 タキ6100形は30トン積の四塩化炭素専用車で、昭和33〜38年に6100,6102〜6107の7両が新製ないし他形式からの改造により誕生した。

 タキ6104は6102〜6104の3両ロットとして、昭和36年4月富士重で製作された。本形式では初の新製車であった。

 このロットの特徴はタンク体にステンレスクラッド鋼を用いた点にある。ステンレス鋼が高価だった時代、発達史的には内面ステンレス薄板貼りと無垢のステンレス材との中間に位置していた。

 所有者は伊藤忠商事KK・常備駅は勿来で、呉羽化学関連の輸送に使用されたようである。平成14年7月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和36年10月
製造所   富士重工
設計比重  1.6
タンク容積 18.8m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 ステンレスクラッド鋼
タンク板厚 胴板9mm(SS)+1.5mm(SUS304)
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  7,320mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ    8,300mm
BC間距離   5,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車       TR41C

タキ6100形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
6100 S3306 日車支店▲ タキ1700 1717 日本曹達KK
6102〜6104 S3610 富士重     伊藤忠商事KK
6105 S3612 富士重     伊藤忠商事KK
6106 S3804 富士重     関東電化工業KK
6107 S3812 富士重     関東電化工業KK

【写真1864】 タキ6100形6104 昭和48年12月24日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編864】080401作成R4B+ロット表を特別編338より移設。