吉岡心平のマーク

タキ6100形6107

私有貨車

 形式
索引

タキ6050形
タキ6150形

 番号
ロット表

タキ6104

 ページ
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特別編337
特別編339

積荷
●構造

入口


 その昔、「四塩化炭素」と聞けば消火器を思い出したものだった・・。

 タキ6100形は30トン積の四塩化炭素専用車で、昭和33〜38年に6100,02〜07の7両が製作された。トップナンバーはタキ1700形の改造車だったが、他は真っ当な新車であった。

 タキ6107は昭和38年12月富士重製で、本形式のラストナンバーである。
 外観・構造は同年4月に富士重で誕生したタキ6106と酷似している。四塩化炭素の設計比重は1.6と大きいため、タンク体は18.8mと小型で

あった。全体の作りは昭和36年に伊藤忠向として製作されたタキ6102〜05に酷似するが、タンク材質がムクのステンレス鋼に変わったため、自重が軽くなった。なおタキ6104が第105週に掲載されているので参照頂きたい。タンク寸法は直径が1,850mm・長さ7,300mmであった。
 台枠は平形で、長さ8,300mm・BC間距離5,000mmとコンパクトである。台車はTR41Cだったが、第一次改造で枕バネのコイルバネ化を受け、TR41Dとなっている。

 所有者は関東電化工業KK・常備駅は渋川であった。平成13年度末時点では健在のようである。


●関連形式 タキ1250形1256 タキ6100形6105の改造車。


タキ6100形6107の写真

【写真1338】 タキ6100形6107 昭和62年1月15日 渋川駅にて P:吉岡心平


【特別編338】030128作成、031208ロット表追加、040128R4、050503R4A、060730ロット表R2、070730ロット表R3+R4A2、080401ロット表を特別編864に移動+R4B。