吉岡心平のマーク

タキ16500形16525

私有貨車

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タキ16300形
タキ16600形

 番号
解説

タキ16521
タキ16527

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特別編830
特別編832

●積荷
●構造

入口


 今回はタキ16500形35トン積プロピレンオキサイド専用車のうち、最後に製作された38系のグループを取り上げる。

 タキ16525は平成4年2月日車で製作された。一ロット一両であった。

 設計比重は0.85・タンク容積は41.1mで、奇しくも石油類専用車と同じである。
 タンク体はF3タイプ異径胴とされ、材質はステンレス鋼、寸法は両端直径1,800mm・中央直径2,350mm・長さ11,926mmであった。タンク周囲には保冷のため、厚さ170mmに達するウレタン断熱材とステンレス薄板製のキセを装備して

いた。キセ外被は銀色のままで、いわゆる「銀キセ」タンク車の一員であった。
 荷役装置は窒素圧を用いた上出し方式で、保冷のためマンホールと弁類はタンク上部の円筒形のプロテクタ2個に収納されている。
 台枠は38系標準の中梁省略形で、長さ13,100mm・BC間距離9,700mmと大きく、ブレーキはKSD180−254形積空+手、台車はTR225であった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は名古屋南港であった。本車も他車同様、東港にある三洋化成へのPO輸送に使用されていたが、現在は保留車となっている模様である。


タキ16500形16525の写真

【写真1831】 タキ16500形16525 平成8年5月12日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編831】071218作成R4B。