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タキ11300形11300 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回は、半田埠頭を訪れるファンを銀色の車体で迎えてくれた、タキ11300形を取り上げよう。 タキ11300形は35トン積リン酸専用車で、昭和43年に2両製作された。リン酸タンク車には、ユーザーにより構造の好みがあり、ステンレス製タンク体の本形式は、ゴムライニングタンク体のタキ11200形と並行製作されたので、ぜひ両者を比較して見て欲しい。 タキ11300は昭和43年8月川崎製で、汽車製の01と競作されたが、両者は形態が全く異なる。 外観はタキ5750形濃硫酸専用車に瓜二つで、タンク材質をステンレス製に変えて、荷重を5トン減としたものと言って良い。 |
設計比重は1,58・タンク容積は22.1m3であった。 所有者は日本化学工業KK・常備駅は郡山であった。晩年は同社のリン酸タンク車は半田埠頭駅に集結していたので、ご覧になった方も多いことだろう。平成9年2月に01共々廃車とり、本形式は形式消滅した。 |
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■主要諸元 製造年 昭和43年8月 製造所 川崎 設計比重 1.58 タンク容積 22.1m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS316L) タンク板厚 胴板6・鏡板9mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 8,740mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 枕梁間側梁省略形 長さ 10,000mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 11300 | S4308 | 川崎 | 日本化学工業KK |
2 | 11301 | S4308 | 汽車東京 | 日本化学工業KK |
【写真1546】 タキ11300形11300 昭和62年8月13日 半田埠頭駅にて P:吉岡心平