吉岡心平のマーク

タサ5600形5604

私有貨車

 形式
索引

タサ5500形
タサ5700形

 番号
ロット表

タサ5603
タサ5613

 ページ
索引

特別編800
特別編802

●積荷
●構造

入口


 タサ5600形は20トン積過酸化水素専用車として昭和37〜43年に17両が日立・富士重で製作された。

 タサ5604は昭和40年8月日立で5606までの3両ロットとして製作された。本形式としては3ロット目で、昭和37年・38年製に製作されたロットの増備車と言って良いだろう。

 設計比重は1.1・タンク容積は18.3m3であった。
 タンク体は純アルミニウム製で、板厚は胴板13mm・鏡板16mmであった。寸法は直径1,726mm・長さ8,225mmで、タンク受台は大型のも

の8個である。
 荷役装置は空気圧による上出し方式だが、液入管を含め6本のS字管を持ち、いかにも重装備の印象を受ける。
 台枠は平形で、長さは9,000mm・BC間距離は5,700mmであった。ブレーキはKD254形+手、台車はTR41Cで落成後、第一次改造でTR41Dに改造された。

 落成時の所有者は安宅産業KK・常備駅は岳南富士岡であった。同駅所在の東海電化工業KKの過酸化水素輸送に使用されていたが、昭和52年2月同社所有となった。JR化を直前に控えた昭和62年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和40年8月
製造所   日立
設計比重 1.1
タンク容積 18.3m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 純アルミ
タンク板厚 胴板13mm・鏡板16mm
タンク直径 1,726mm
タンク長さ 8,225mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      9,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C→TR41D形

タサ5600形5604の写真

【写真1801】 タサ5600形5604 昭和57年7月18日 南四日市駅にて P:吉岡心平


【特別編801】070807作成R4BX3、080107R4B、090423ロット表R3追加、090711特別偏1046にロット表を移動、110705諸元追加、131020R4C。