吉岡心平のマーク

タキ5750形75773

私有貨車

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タキ5700形
タキ5800形

 番号
[ロット表]

タキ75771
タキ75781

 ページ
索引

特別編789
特別編791

積荷
●構造

入口


 日車製のタキ5750形は6ロット24両と少なく、更に製造時期により3タイプに大別される。

 タキ75773は75774と共に昭和44年3月日車支店で製作された。
 従来の日車製は他社製と大きく異なっていたが、一年半振りに製作された本ロットは、他社製を強く意識した設計に変更された。

 設計比重は1.84・タンク容積は21.7mで、濃硫酸専用の標準値である。
 タンク体は耐候性高張力鋼製で、板厚は胴板8mm・鏡板9mmであった。タンク寸法は直径1,850mm・長さ8,510mmと他社並となった。タン

ク受台も同様に押え金方式となり、受台表面は垂直となった。タンク踏板は積雪地に適した金網製となっている。
 台枠も他社製に似た側梁省略タイプとなり、枕梁の両側部は厚さ150mmと薄く、幅も狭くなった。台枠長さは10,000mm・BC間距離は7,000mm、ブレーキ装置はKSD形254−305形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は曹達商事KK・常備駅は豊沼であった。社名は昭和45年5月にソーダ商事KK、昭和54年4月ソーダニッカKKに変わった。晩年は港南駅に移動したが、平成2年4月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和44年3月
製造所   日車支店
設計比重 1.84
タンク容積 21.7m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8・鏡板9mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ 8,510mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略幅狭形
台枠長さ   10,000mm
BC間距離  7,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C形

タキ5750形75773の写真

【写真1790】 タキ5750形75773 昭和61年7月28日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平


【特別編790】070628作成R4BX2、070727R4BX3、071211R4B、091115諸元追加、131020R4C。