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タキ21600形21605 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ21605は21606と一緒に昭和49年12月富士重で製作された。 粉体で積込み水溶液にして取り卸す変わった荷役方式を持つ本形式だが、昭和46年製の第一ロットのタンク体は35系タンク車そのものであった。一方3年振りの増備である本ロットはこれを粉体タンク車に似た魚腹形に一変させたが、恐らくスラリー上での荷卸しには底面の傾斜がきつい方が |
好適だったものと思われる。一方台枠以下は35系のままだが、時節柄保安対策車となったため端梁は強化形で台車もTR41E形である。 所有者は保土谷化学工業KK・常備駅は郡山であった。新南陽の隣にある福川と苫小牧の港北とに粉末状の塩素酸ソーダを輸送していたが、後者は青函トンネル開通によりルートを消失した。平成19年10月に除籍とされている。 |
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■主要諸元 製造年 昭和49年12月 製造所 富士重 設計比重 1.58 タンク容積 22.1m3 ●上廻り タンク形態 魚腹(F3)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304) タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク両端直径 1,850mm タンク中央直径 2,300mm タンク長さ 9,140mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し注水式 |
●下廻り 台枠形式 35系変形 長さ 10,300mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR41E−12形 |
【写真2481】 タキ21600形21605 昭和57年8月1日 港北駅にて P:吉岡心平