吉岡心平のマーク

タム2300形12447

私有貨車

 形式
索引

タム2100形
タム2400形

 番号
[ロット表]

タム12444
タム12451

 ページ
索引

特別編769
特別編771

積荷
●構造

入口


 意外なことに川崎製の液化塩素タンク車の歴史は新しく、第一号車は昭和38年の登場で、LPガスではタサ5700形と平行して製作された。

 川崎製タム2300形の第一ロットはタム12446と12447の2両からなり、前者は昭和38年8月製だが、写真のタム12447は4ケ月後の同年12月に落成した。

 外観・構造は三菱製の後期形をオリジナルとして設計したようで、設計比重は1.18・タンク容積は12.7mであった。
 タンク材質はボイラ用鋼板(SB46)、板厚は胴板18mm・鏡板22mmと、本形式としては薄い方

である。タンク寸法は直径1,404mm、長さ8,236mmで、周囲には保冷用のキセを有していた。川崎製の特徴であるタンク受台の穴は、本形式でもはっきり認められる。
 荷役装置は通常のマンホール弁方式である。
 台枠は平形で、長さは9,100mm・BC間距離は5,800mmと三菱後期と同寸とされ、ブレーキは重量車用のKE305形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dに改造された。

 落成時の所有者は伊藤忠商事KK・常備駅は安治川口であった。昭和53年3月に常備駅はそのままで大阪曹達に移籍したが、昭和57年9月に廃車となった


タム2300形12447の写真

【写真1770】 タム2300形12447 昭和51年10月10日 安治川口駅にて P:吉岡心平


【特別編770】070420作成R4A、070823R4A2、080929R4BY、130930R4C。