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タキ20400形20402 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
パウダー状の塩化ビニール樹脂の輸送用貨車はホキ5800形ホッパ車がその嚆矢だが、圧送式荷役が可能なタンク車として初めて製作されたのがタキ20400形である。 タキ20402は昭和45年11月日立で製作された第一ロットで、タキ20400〜20405の6両から構成されている。 使用圧力が2kg/cm2を超えるタンク体は高圧ガス取締法に基づく第2種圧力容器の適用を受けるが、本形式は圧送圧力を2.5kg/cm2に設定したため、タンク車では初めてこの適用を受けた。 |
設計比重は0.5・タンク容積は64m3だったが、荷重変更に伴い62m3に改訂された。 外観・構造はタキ11500形圧送式セメント専用車を巨大化したもので、タンク体はF2タイプ異径胴、材質は耐候性高張力鋼製、板厚は胴板・鏡板共に6mmと薄い。タンク寸法は直径が両端2,300mm・中央2,900mm、長さは13,130mmと大型である。 所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であった。吹田操の脇にあったストックポイントまで塩ビパウダーを輸送していた。平成3年12月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和45年11月 製造所 富士重 設計比重 0.5 タンク容積 62.0m3 タンク形態 異径胴(F2)形ドームレス ●上廻り タンク材質 耐候性高張力鋼 |
タンク板厚 胴板・鏡板6mm タンク内面 厚さ0.8mm塩化ビニル タンク両端直径 2,350mm タンク中央直径 2,900mm タンク長さ 13,130mm ●荷役方式 荷役方式 エアスライド+圧送式 |
●下廻り 台枠形式 枕梁間中梁省略形 台枠長さ 14,000mm BC間距離 10,700mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 20400〜20405 | S4511 | 日立 | 電気化学工業KK |
2 | 20406〜20409 | S4604 | 富士重 | 呉羽化学工業KK |
3 | 20410〜20412 | S4709 | 富士重 | 日本ゼオンKK |
【写真1769】 タキ20400形20402 昭和37年10月15日 郡山駅にて P:吉岡心平