吉岡心平のマーク

タキ20350形20350

私有貨車

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タキ20300形
タキ20400形

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ロット表


タキ20353

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特別編724
特別編726

●積荷
●構造

入口


 今回は数少ない38系の化成品向タンク車の中から、タキ20350形35トン積ブチルアルデヒド専用車の日石輸送所有ロットを紹介する。

 タキ20350は昭和55年4月日車製で、20350〜20352の3両ロットの一員であった。

 設計比重は0.8・タンク容積は43.5mであった。
 38系のためタンク形態はF3タイプ異径胴で、材質はステンレス鋼(SUS304L)、そして寸法は両端直径2,000mm・中央直径2,400mm・長さ11,750mmであった。

 荷役方式は空圧による上出し方式で、液出管と空気管はステンレス製のS字管により車側に導かれていた。
 台枠は38系標準で、長さは12,800mm・BC間距離は9,400mmであった。ブレーキはKSD180−254形積空+手、台車はTR225であった。

 落成時の所有者は日本石油輸送KK・常備駅は郡山であったが便宜置籍で、実際には東水島から金町へのブチルアルデヒド輸送に充当されたが、平成5年9月にアセトアルデヒトシアンヒドリンに専用種別変更されている。


●同一専用種別 タキ2050形2050 25トン積改造車。昭和56年富士重改造で、種車はタキ1500形31594。


■主要諸元
製造年   昭和55年4月
製造所   日車
設計比重 0.8
タンク容積 43.5m3
タンク形態 異径胴(F3)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304L)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 2,000mm
タンク中央直径 2,400mm
タンク長さ 11,750mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   38系標準
台枠長さ   12,800mm
BC間距離  9,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254形積空
台車      TR225形

タキ20350形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者 備考
20350〜20352 S5504 日車 日本石油輸送KK  
1A 20350〜20352 (H0509) −− 日本石油輸送KK アセトアルデヒドシアンヒドリンに専用種別変更
20353 S5611 日車 日本陸運産業KK  
20354 S5707 日車 日本陸運産業KK  

タキ20350形20350の写真

【写真1725】 タキ20350形20350 昭和55年9月15日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編725】061201作成R4A+ロット表を特別編277から移動、070829ロット表R3+R4A2、081114R4BY、130427R4C、130912諸元追加。