吉岡心平のマーク

タキ6500形6507

私有貨車

 形式
索引

タキ6450形
タキ6550形

 番号
ロット表

タキ6504
タキ6508

 ページ
索引

特別編732
特別編734

●積荷
●構造

入口


 タキ6500形30トン積アセトン専用車は、タキ3000形の兄弟分だが、今回取り上げる車両はその中でも「そっくりさん」として有名な車両である。

 タキ6507は昭和38年11月日車支店製で、1ロット1両かつ本形式で唯一の日車製であった。

 設計比重は0.73・タンク容積は41.1mであった。
 タンク体は普通鋼製で、内面は亜鉛でメタリコン処理されている点がタキ3000形との相違点である。タンク寸法は直径2,050mm・長さ12,720

mmであった。
 台枠は平形で、長さは13,500mm・BC間距離は10,200mmであった。ブレーキはKD254形空気+片側、台車はTR41Cである。

 落成時は所有者は日本瓦斯化学工業KK・常備駅は新崎であった。用途はアクリル樹脂の原料となるアセトン輸送用だったようである。昭和43年8月に常備駅は焼島に変わった。昭和46年12月、合併により三菱瓦斯化学KK所有となり、平成5年9月には太郎代に移動した。平成10年2月廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和38年11月
製造所   日車支店
設計比重 0.73
タンク容積 41.1m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有
タンク材質 普通鋼
タンク内面 亜鉛メッキ厚さ0.07mm
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 12,720mm(外面)
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      13,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ6500形6507の写真

【写真1733】 タキ6500形6507 昭和49年8月4日 高崎操車場にて P:永島文良

【永島さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編733】061229作成R4A、070708R4A2、081027R4BY、120715諸元追加+R4C。