吉岡心平のマーク

タサ2400形2400

私有貨車

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タサ2300形
タサ2500形

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解説


タサ2415

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特別編718
特別編720

積荷
●構造

入口


 今回は、タサ2400形のトップナンバーを取り上げる。
 このロットの特徴は、タンク締金が4本あることだ。同時に作られたタサ1700形やタキ100形にも同様な例があり、複数メーカーに跨っていることから、ユーザーの指定によるものではないかと推定されているが、その理由は皆目不明なままだ。

 タサ2400と2401は昭和25年2月川崎製で、本形式の第一ロットとして製作された。

 設計比重は0.87・タンク容積は23.0mであった。

 タンク体は普通鋼製で、板厚は胴板9mm・鏡板12mm、寸法は直径1,960mm・長さは7,900mmであった。タンク内部には加熱管を持つが、実は落成時には装備されておらず、昭和28年12月の後天的改造で追加されている。
 台枠は平形で、長さは9,200mm・BC間距離は6,100mmであった。ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41であった。

 落成時の所有者は昭和石油KK・常備駅は浜川崎であった。昭和33年12月に東新潟港に移動した。写真は解体直前の姿で、昭和55年11月に廃車となった。


●類似形式 タキ100形129 同時に製作された4本バンド車の例。


タサ2400形2400の写真

【写真1719】 タサ2400形2400 昭和55年10月18日 村田駅にて P:吉岡心平

何故、バンドが4本あるのか? 私有貨車999の謎の一つだ。


【特別編719】061107作成R4A、070716R4A2、081031R4BY、090525リンク追加、131124R4C。