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タサ2400形2415 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タサ2400形は20トン積の石油類専用車で、昭和25年から39年にかけて68両が製作された。発達史上ではタサ1700形ガソリン専用車に対応した石油類タサとして位置付けられるが、米国陸軍輸送隊が大量のタキ3000形を増備した昭和27年以前には僅か2両しか製作されていない。このことから駐留軍の借り上げを恐れて、タキに代わって製作されたタサ1700形とは、いささか事情が異なるようだ。 タサ2415は昭和28年6月三菱製で、三菱石油KKが同年6〜7月にかけて一挙に30両製作したタサ2400形のうちの一両である。同社では同時期にタキ2100形を8両新製しており、20トン車の |
大量増備の背景には明確な目的があったようだが、今となっては藪の中である。 所有者は生涯を通して三菱石油KKで、タサ2402〜31は全て扇町常備として落成後、約半数は全国各地の油槽所に転属したが、本車は扇町で一生を過ごした。昭和56年10月に同期14両と一緒に廃車となっている。 |
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【写真1084】 タサ2400形2415 昭和45年6月14日 扇町駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】