吉岡心平のマーク

タム400形414

私有貨車

 形式
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タム300形
タム500形

 番号
[ロット表]

タム406
タム426二代

 ページ
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特別編712
特別編714

積荷
●構造

入口


 タム414は昭和11年3月新潟製である。
 ・・・この一文で、タンク車に詳しい方は不審に思われる事だろう。何故なら昭和11年と言えば、本形式の4桁番号が製作された年なのだ。
 タム400形は昭和3年の改番で誕生した形式で、403迄が改番車であった。昭和4年2月にタム400形としての新製車が初登場したが、この時製作されたのがタム404〜407と420〜423で、その後の増備は424以降となったため、408〜419は欠番となってしまった。

 欠番の理由を推定すれば、408〜419までの番号割当後の製作中止か、何らかの理由で番台分けで420以降にとしたかの、二原因に大別される。今となっては特定困難だが、どちらかと言えば

前者のように思えるのだが・・・
 閑話休題、昭和11年に至り当局はこの欠番を埋めた。当時、関西硫酸販売ではタム400形を日車で15両・新潟で5両製作したが、前者はタム484〜498となり、一方後者はタム413〜417となった。なお欠番の残り(タム408〜412,418,419)は大日本特許肥料向に充当されている。

 落成時の所有者は関西硫酸販売KK・常備駅は安治川口であった。昭和18年7月、日本硫酸配給統制KKに移籍し、笠岡駅常備となった。昭和23年4月に宇部興産KK所有・宇部港駅常備となった。写真はこの時期のものである。ヨンサントウで不適格となり、昭和43年9月30日付で廃車となった。


タム400形414の写真

【写真1713】 タム400形414 P:吉岡心平所蔵


【特別編713】061017作成R4A、071024R4A2、081102R4BY、131021R4C。