吉岡心平のマーク

タキ23600形23602

私有貨車

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タキ23500形
タキ23650形

 番号
解説

タキ23600
タキ23611

 ページ
索引

特別編711
特別編713

●積荷
●構造

入口


 タキ23600形は35トン積液体硫黄専用車で、昭和47〜平成5年に11ロット35両が製作された。
 今回は昭和47年に製作された、三菱製では最初となるロットを紹介しよう。

 タキ23602は昭和47年10月三菱製で、23601〜05からなる5両ロットの一員であった。

 設計比重は1.78・タンク容積は19.6mであった。
 タンク体は普通鋼製で、直径1,700mm・長さ9,430mmであった。積荷は145℃に加温され

ているため、タンク周囲には厚さ200mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセを持ち、内部には過熱蒸気用の蒸気加熱管が設置されていた。
 荷役方式は窒素加圧による上出し方式だが、配管・弁類はタンク上部の保温カバーに収納されているため、外からは判らない。
 台枠は平形で、長さは10,500mm・BC間距離は7,200mmであった。ブレーキは重量車用のKE305形空気、台車はTR41Cであった。

 所有者は三菱商事KK・常備駅は塩浜であった。石油精製から生ずる副生硫黄を輸送していたが、平成5年4月に廃車となった。


●同一専用種別 タキ23650形23650 S5709日車でタキ1500形15588を改造。自重増で34トン積となった。


■主要諸元
製造年   昭和47年10月
製造所   三菱
設計比重 1.78
タンク容積 19.6m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,700mm
タンク長さ  9,430mm
保温設備 厚さ200mmグラスウール
加熱設備 蒸気加熱管
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   10,500mm
BC間距離  7,200mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KE305形
台車      TR41C形

タキ23600形23602の写真

【写真1712】 タキ23600形23602 昭和57年10月10日 速星駅にて P:吉岡心平


【特別編712】061012作成R4A、070402ロット表R2追加、070710R4A2、070915ロット表R3、100828ロット表を
形式編49に移動、100929諸元追加+R4B、130823R4C。