吉岡心平のマーク

タキ23600形23600

私有貨車

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タキ23500形
タキ23650形

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解説


タキ23602

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特別編1231
特別編1233

●積荷
●構造

入口


 タキ23600は昭和47年10月富士重製で一ロット一両だが、同時に三菱で23601〜23605の5両が競作されている。

 液体硫黄のタンク車は、タンク車輸送の領域を拡大すべく、国鉄主導で海外で実績ある技術を導入した例の一つで、カプロラクタムに続く高温溶融液体を輸送するタンク車であった。

 基本構造と主要寸法は国鉄主催の研究会で決定されたため、メーカーに拘らず共通であるが、外観にはメーカーの独自性が発揮されている。

 所有者は三菱商事KK・常備駅は塩浜で、三菱製5両と共通で石油精製時の副生硫黄を輸送していた。写真は奥田駅にあった興人に硫黄を運んできた際のもの。平成5年4月に廃車となった。


●同一専用種別 タキ23650形23650 S5709日車でタキ1500形15588を改造。自重増で34トン積となった。


■主要諸元
製造年   昭和47年10月
製造所   富士重
設計比重 1.78
タンク容積 19.6m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,700mm
タンク長さ  9,430mm
保温設備 厚さ200mmグラスウール
加熱設備 蒸気加熱管
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式  平形
台枠長さ   10,500mm
BC間距離  7,200mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KE305形
台車      TR41C形

タキ23600形23600の写真

【写真2232】 タキ23600形23600 昭和49年9月26日 奥田駅にて P:吉岡心平


【特別編1232】100929作成R4C。