吉岡心平のマーク

タキ2100形2130

私有貨車

 形式
索引

タキ2050形
タキ2200形

 番号
[ロット表]

タキ2129
タキ2144

 ページ
索引

第339週
第341週

積荷
●構造

入口


 以前、タキ2100形は面白い形式だと書いたが、これは石油類と一口に言っても灯軽油、A重油、そしてC重油では物性が大きく異なるためだ。今回は飯野で製作された灯軽油輸送用のロットを紹介しよう。

 タキ2130はタキ2130〜2139からなる10両ロットの一員として、昭和28年12月飯野で製作された。ちなみに弊サイトで掲載しているタキ2129とは、同一メーカー製で、同月同日の生れである。

 設計比重は0.8・タンク容積は37.5m3で、明らかに灯軽油の輸送用であった。

 タンク体は普通鋼製で、板厚は胴板9mm・鏡板12mmと標準的である。寸法は直径2,050mm・長さ11,626mmであった。加熱管装置は装備していない。
 台枠は平形で長さ12,500mm・BC間距離は9,000mmで、ブレーキはKD254形空気、台車はTR41Aであった。

 所有者は日本石油KK・常備駅は入江であった。その後常備駅は昭和35年7月新興、昭和39年6月根岸と移動した。現在はタキ1000一色の根岸も、最初の頃はこのようなクルマが頑張っていたのである。昭和56年11月に廃車となった


タキ2100形2130の写真

【写真340】 タキ2100形2130 昭和49年10月6日 隅田川駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第5巻に「P00245」として収録されています。


【第340週】070304作成R4A、070704R4A2、081123R4BY、130812R4C。